入学式に向けて、晴れ着を着付けてもらう女性=唐津市の池田屋呉服店

 華やかな姿で子どもたちを祝福して―。新型コロナウイルス感染拡大による催しの自粛ムードを受け、唐津市刀町の池田屋呉服店は入学・入園式に参加する人を対象に着付けサービスを始めた。着付け料は500円で、全国児童養護施設のサイトを通して同市の慈光園に全額寄付する。

 通常料金だと約3千円かかるが、格安で店内での着付けを受けられる。着物は持ち込み。卒業式シーズンは着物で出席する保護者も多いが、「今年は自粛ムードがあって『派手にしたらいかんかな』と着物を着るかどうか、悩む姿を見てきた」と同店若おかみの池田優子さん(44)。「親がしょんぼりしていたら子どもたちもかわいそう。華やかな気持ちで参加してもらいたかった」と話す。

 8日は入学式に参加する保護者ら3人が訪れ、1人約15分で素早く着付けを終えた。中学・高校の式に来賓で参加するという同市呉服町の三根純子さん(44)は「式自体もどうなるかと着物を用意していなかった。サービスがあったので、やっぱり着ようと思って」と笑顔を見せた。

 要予約で、10日までで12件入っているという。期限は設けず、式が延期になった場合も受け付ける。問い合わせは同店、電話0955(72)2050

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