8日から唐津市民以外の利用ができなくなった市文化体育館=唐津市和多田

 佐賀県内の自治体からは7日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を冷静に受け止める声が聞かれる一方で、対象地域に福岡県が含まれたことで懸念の声も上がる。

 「発令で一時避難的な帰省が増加しないか」。三養基郡みやき町は、東京から町内に帰省した女性の感染が4日に確認されたこともあり、不安視する。末安伸之町長は7日の感染症対策会議で、人権に配慮しつつ、帰省者に一定期間の自宅待機を要請する検討を始めるよう担当課に指示した。

 帰省者向けの生活・相談窓口の開設や、町が備蓄するマスクや消毒液の提供を8日に協議する。宣言の内容を知らせる文書を作成し、町内の全世帯に配って冷静な対応を求めていく。

 唐津市は7日、市内の体育施設90カ所の利用を8日から市民に限定することを決めた。施設が休館になった福岡の住民が使うケースが目立ってきたためで、福岡から通勤している市職員34人に自宅待機指示を出すかどうか、8日に協議する。

 佐賀市は「取るべき対策は従来と同じで、それほど慌ててはいない。福岡県や佐賀県の動きを把握し、8日に対策本部会議で対応を決める」と冷静に受け止める。鳥栖市も「周辺自治体の動きを見ながら8日に対応を決めていく。市長からメッセージを出すかどうかなどが議題になるだろう」と話した。

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