佐賀県は7日、佐賀市に住む自営業の60代の夫婦が新型コロナウイルスに感染したと発表した。夫が福井県への出張後に発症し、妻を濃厚接触者として検査した。夜になって夫婦とは無関係の佐賀市在住の30代男性の感染も新たに判明、行動歴の調査を進めている。県内での感染確認は3人増えて計11人になった。

 福井県は7日現在、65人の感染が確認されている。佐賀県によると、夫は3月24~29日に出張して複数回、会食した。公共交通機関を乗り継いで帰宅後、4月1日からせきや発熱の症状が出た。3日に帰国者・接触者相談センターに相談、佐賀中部保健事務所管内の医療機関を受診したが、症状が改善せず、6日に再び受診した。陽性が確認された7日に県内の指定医療機関に入院した。

 県は7日、同居する妻と80代の父親を濃厚接触者としてウイルス検査をした。結果、妻は陽性で、父親は陰性だった。

 夫の熱が一時下がった2日に長崎県内で会い、6時間ほど一緒に過ごした武雄市在住の知人の70代男性も濃厚接触者と認定した。ほかに発症前後に自宅周辺で短時間接触した親族らと、医療機関の関係者ら計十数人の検査も実施する。

 夫は現在、発熱などの症状があり、妻も頭痛を訴えているが軽症という。

 野田広医療統括監は会見で、福井県が感染源との認識を示した。ウイルスの特性から「熱が一度下がったからと安易に外出せず、様子を見てほしい」とし、7日の緊急事態宣言を踏まえ「対象地域への外出は控えてほしい」と呼び掛けた。

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