赤紫に色づいたシチメンソウ。大きいもので草丈10センチほどに成長している=佐賀市東与賀町の干潟よか公園

赤紫に色づいたシチメンソウ。大きいもので草丈10センチほどに生長している=佐賀市東与賀町の干潟よか公園

 佐賀市東与賀町の海岸に群生する植物「シチメンソウ」の生育が順調だ。2年前に立ち枯れが発生して以降、環境改善などの取り組みを重ねており、昨年から今年にかけて種まきしたものが草丈10センチほどに成長、葉が赤紫色に染まっている。

 シチメンソウは海水など塩分を含む干潟に生息する塩生植物。毎年11月ごろ、葉全体が赤く染まり、同海岸では「シチメンソウまつり」が開かれるなど観光名所として知られる。

 現在生育しているのは、昨年12月と今年1月に東与賀まちづくり協議会や「シチメンソウを育てる会」、ボランティアなどが種をまいたもの。海岸沿いにあるシチメンソウヤードと呼ばれる全16区画(1区画が幅10メートル、長さ100メートル)のうち、約2500平方メートルに試験区を設け、種の採取場所や、種の密度など条件が異なる五つの試験区で生育を観察している。今年はどの試験区も溝切りを行い、排水をよくしている。

 佐賀市東与賀支所の総務・地域振興グループ副グループ長の原口謙一郎さんは「昨年の発育状況より良好。週1回の生育調査を行い、状況を確認していきたい」と話した。

 市では立ち枯れを受けて、佐賀大農学部に原因の調査を依頼している。

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