新型コロナウイルスの感染拡大を受け、6月6、7の両日に行う予定だった唐津市呼子町の国重要無形民俗文化財「呼子大綱引」について、主催する団体は6日、中止すると発表した。水不足だった1978(昭和53)年以来、3回目。

 呼子大綱引は、豊臣秀吉が唐津市鎮西町の名護屋城に陣を構えていた際、加藤清正と福島正則の陣営を東西に分け、軍船の綱を引かせたのが始まりとされており、約420年の歴史がある。直径約15センチ、長さ約200メートルの綱を岡組と浜組に分かれて、3本勝負で引き合う。

 3日に開かれた運営委員会で中止が決まった。主催する呼子大綱引振興会の久満泰彦会長(73)は「呼子の一大イベントで町民も楽しみにしていたので残念。終息の見通しも立たず(開催すれば)混乱を招き、迷惑を掛ける」と述べた。

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