「マスクは白?」―。6日に始業式を迎えた佐賀市のある小学校に子どもを通わせる母親が、「白マスク指定はおかしい」とSNSに書き込んだ。学校側は教育的な配慮から黒には難色を示すが、新型コロナウイルス感染予防のために着用しているマスク不足の中で「柄ものでもいいと思っている」と話した。

 新型コロナの影響で各学校では、マスクの着用を呼び掛けたり、アルコール消毒をしたりして感染予防を徹底する。同市の小学校に児童を通わせる30代の母親は同日、子どもから色指定の話を聞き「マスク無いってば。ふざけてるわ」と書き込んだ。取材に対し「マスクを手作りするのにも白いガーゼがないし、ゴムもない」と頭を抱えた。

 小学校の教頭は、取材に「誰かが伝えたかもしれないが分からない」と答えた。ただ昨年秋ごろ、黒いマスクを着用した児童に対し、ほかの児童から「怖い」という声が上がったため、放送で黒いマスクを控えるように呼び掛けたことがあったという。

 マスクの色については「集団生活をする上で、黒は威圧的に感じてしまう」と説明した。一方でマスク不足の現状を踏まえ「できるだけ白っぽい方が好ましいが、ハンカチなどを使った手作りでもいいと思う」と述べた。

 別の中学校では3月下旬、手作りマスクは白の素材を選ぶように保護者に連絡した。しかし、入手できない状況を考慮し、始業式前に色や柄の指定をしないことに改めたという。

 佐賀市教委は「マスクが不足する状況で、色や柄を指定する通知などは出していない」と話した。

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