佐賀県は5日、西松浦郡有田町の60代女性と、三養基郡みやき町の80代女性が、新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。2人は、みやき町に帰省中に感染が確認された30代女性(東京都在住)の母親と祖母で、濃厚接触者としてウイルス検査をしていた。県内での感染確認は計8人になった。県は感染経路は特定できているとして、新学期の6日から県立学校を再開する。

 県によると、30代女性は3月28日に祖母宅に帰省し、祖母や母親、弟(福岡市)と接触した。母親は祖母宅にとどまり、有田町には帰っていない。現在、女性は嗅覚障害、母親は発熱などがあり、祖母は無症状。女性と母親は4日、祖母は5日に県内の指定医療機関に入院した。弟も濃厚接触者として検査したが陰性で、県は12日までの行動自粛を要請した。

 女性と母親、祖母の3人は1日と3日に鳥栖保健福祉事務所管内の医療機関2カ所を受診した。県はこれらの医療機関と1カ所の薬局で、医師ら計19人が接触した可能性があるとみてウイルス検査を実施し、うち9人は陰性だった。残りの10人は6日に検査する。

 落合裕二教育長は会見で「感染源が特定できていて、感染の広がりも家族で閉じられている状況」と述べ、県立学校は6日から再開し、入学式も実施すると説明した。野田広医療統括監は「今後、年度の変わり目に感染した人が感染者数に表れてくるので、状況をきちんと注視していきたい」と話した。

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