鹿島市民図書館が開館100周年記念で制作した「私と図書館」のエピソード集

 鹿島市民図書館は、図書館を利用した思い出を市民らから募り、一冊のエピソード集にまとめた。開館100年を記念して取り組んだ事業で、26編を収録している。調べ学習で通った記憶や、好奇心を満たしてくれる本との出会いを振り返った温かみのあるメッセージが届いた。

 「図書館で本と親友になりました」「静かな空間でぼんやりとした」―。さまざまなエピソードが寄せられる中、司書の宮﨑あゆみさん(42)は、一つの投稿に驚いた。欧州在住の人からで、鹿島中時代に図書委員を務めたという。宮﨑さんは「海外からのお便りは『まさか』でした。たくさんの人からの投稿があり、うれしかった」と笑顔を見せる。

 ほかにも、昭和初期の鹿島町図書館時代に通ったという人は「本は貴重で、むさぼるように読んだ」と投稿。司書の宮﨑由巳さん(41)は「一人一人の思い出になる場所と改めて実感した。これからも大切に運営していきたい」と気持ちを新たにした。エピソード集は貸し出しを行う。(中島幸毅)

このエントリーをはてなブックマークに追加