デビュー曲「何でやねん」をPRする小川みすず=佐賀新聞社

 北九州市出身の歌手小川みすずさん(36)がデビュー曲「何でやねん」(もず唱平作詞、浜圭介作曲)PRのため、佐賀新聞社を訪れた。大阪を舞台に、失恋した女性の心を、持ち前の中低音の声で切なく歌い上げる。

 小川は母の影響で幼い頃から演歌や歌謡曲を聴き、テレビの歌まね番組にも出演した。高校卒業後、小学校の事務員として働きながら歌手を目指してレッスンを積んだ。2013年、昭和歌謡を歌う3人組グループ「MIZMO」の一員としてインディーズでCDデビュー。ただ、ソロで勝負したいという思いが強くなり、16年に脱退した。

 17年に「日本クラウン演歌歌謡曲歌手募集オーディション大会」で決勝大会へ進出。入賞を逃して一時は夢を断念しかけたが、作詞家のもずさんとの出会いをきっかけに個性的な歌声が注目され、日本クラウンからデビューが決まった。

 昭和歌謡のような懐かしさを感じる曲調の「何でやねん」。ぽつりと「サイナラ」を告げた相手に「頓とん馬まな話や 何でやねん うちが本気になったのが あかんかったんか」と優しく問いかける。「力を入れず、さらりと歌うことで歌詞の良さを伝えたい。切ない曲だけど、女性の前向きな姿勢や芯の強さも表現できたら」と思いを込める。

 36歳でかなえた夢の歌手デビュー。故・藤圭子さんや西田佐知子さんらを目標に、ブルースや歌謡曲を歌える歌手として成長を思い描く。「長い間、歌に支えられ、救われてきたので、これからは私の歌で多くの人に力や勇気を与えられたら」と張り切る。

このエントリーをはてなブックマークに追加