佐賀県は4日、三養基郡みやき町の祖母宅に帰省中の東京都在住の30代無職女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内での感染確認は6人目。80代の祖母と60代の母親、30代の弟も発熱や風邪の症状を訴えており、3人を濃厚接触者としてウイルス検査を実施している。感染の経路は把握できているとし、新学期からの学校再開の方針は変更しない。

 県によると、女性は3月28日夕、福岡空港経由で地下鉄と新幹線、タクシーを乗り継ぎ、祖母宅に帰省。29日にのどの痛み、30日から発熱を訴えた。帰省前日の27日に都内で5~6時間会食した知人男性が4月3日に感染が確認されたことを知り、女性は3日に帰国者・接触者相談センターに相談、4日のウイルス検査で陽性が確認された。

 濃厚接触者の祖母と母親は30日から、女性の帰省に合わせ祖母宅で1泊した福岡市在住の弟は29日から、いずれも発熱やかぜの症状が出ている。女性を含めて4人とも重症ではない。このうち、母親は症状から感染が強く疑われるとして、女性と一緒に4日に指定医療機関に入院した。

 女性は帰省後、母と祖母の3人で鳥栖保健福祉事務所管内の医療機関2カ所を受診したが、それ以外は祖母宅で過ごしたという。

 女性は帰省する際、公共交通機関を利用したが、発症前だったことから、県は感染を広げた可能性は低いとみている。

 県内の感染例がいずれも感染拡大地域や海外を訪問後に発症していることから、こうした地域への不要不急の外出を避けるよう呼び掛けている。

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