佐賀県最大の労働団体「連合佐賀」(井手雅彦会長)は25日に佐賀市で予定していた「第91回中央メーデー」の集会の中止を決めた。例年約2千人が集う労働者の祭典で、100年目の節目でもあったが、新型コロナウイルスの感染予防を優先した。

 2日の執行委員会で決定した。井手会長は取材に「屋外での開催で、規模縮小なども含めてぎりぎりまで悩んだが、現在の状況ではやむを得ないと判断した」と話した。東日本大震災が発生した2011年も規模を縮小したが、戦時中などを除き、集会の中止は異例だという。

 集会中止の動きは全国の地方連合に広がっているが、井手会長は「メーデー自体は中止ではない」と強調する。県内では東部、北部、南部の三つの地域協議会ごとに街宣車を走らせ、日本で初めてメーデーが開かれて100年目の節目である点や、労働運動の意義をアピールする。新聞やテレビ、ラジオなどへの広告掲載も予定している。

このエントリーをはてなブックマークに追加