駅前台地(千塔山)開発前の山容

 1972年11月に公表された「基山町商店街診断報告書」では、駅前広場と駅前台地(千塔山)の開発に関する具体的方策を、次の通り提言した。

 (1)駅前台地4万坪を開発して新興商店街および宅地造成を図る(2)既定の都市計画で実現が約束されている駅前広場1千坪の開発造成で立ち退く15店舗については、駅前台地の新興商店街区に転出することも考えられる。

 役場内に基山町総合計画審議会・プロジェクトチームを設け、専門機関に対して町の将来のあるべき姿について提言を求めるなどして、72年6月から策定中だった「第1次基山町総合計画」が75年3月、公表された。

 総合計画では、町が目指す将来像を「ゆとりのある生活都市の創造」とし、実現の方向として、土地利用と主要道路計画の考えを示した。その上で、都市の構造について国鉄(当時)基山駅を核に、中心商業地域・住居地域・農業地域・レクリエーション地域など西に向かって膨らむ同心円状のシエル(貝がら)型都市の構造化を掲げ、「シエル型都市計画の生命として、駅前台地を開発して中心商店街をつくる」と、駅前台地(千塔山)の取り壊しが町の計画書に明記された。(地域リポーター・久保山正和=基山町小倉)

このエントリーをはてなブックマークに追加