蔵戸新さん

 3月まで上峰町役場産業課で有害鳥獣対策を担当。狩猟免許を取得するなど業務に打ち込むうちに専門知識を学びたくなり、退職して4月から新潟県の長岡技術科学大野生動物管理工学研究室で、農業被害を防ぐための知識を深める。

 久留米大商学部を卒業後、民間企業を経て2016年に同町役場に入庁。鳥獣対策は未経験分野で「最初は嫌でしょうがなかった」と笑う。それでも研修会などで技術を学ぶうちに興味が深まり、「イノシシなどを駆除すると農業被害が目に見えて減る。農家の喜ぶ顔が本当にうれしかった」と振り返る。

 「この世界はやればやるほど奥が深い」。イノシシ以外にもアライグマやシカなど農業に被害をもたらす動物は数多くおり、学術的な面から学ぶ必要性を感じてきた。当初は研究生から始め、ゆくゆくは「修士課程で学びたい」と意欲を見せる。

 大学で学ぶ期間は約2年半の予定。その後のことは決まっていないが「学んだことを生かして、地元に貢献したい。野生動物と人間が共存できるような地域にできれば」と夢を語った。上峰町堤。

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