みらいおにぎり

 大正時代の最後の年に生まれた桧山(ひやま)タミ先生は、93歳(さい)。昔ながらの暮(く)らしの知恵(ちえ)や家庭料理を、長年にわたって伝えてきました。「年(とし)をとるのが楽しい」と毎日元気に暮らしています。
 昨年の春、「料理を作る仕事のことを知りたいです。学校にお話に来てください」という小学生からの手紙がきっかけで、母校で授業(じゅぎょう)をすることになりました。
 「自分の未来は、料理と同じ。わからないことを少しずつ知りながら、自分らしい味を見つけていけばいい」。好奇(こうき)心でいっぱいの子どもたちに、たくさんのお話をされました。そして、30分という短い授業では語りきれなかった先生は、このお話の続きを書くことにしました。料理を仕事にするまでのこと、幸せや豊(ゆた)かさとは何かなど、人として大切にしていきたい言葉があふれています。「おいしくなあれ」は魔法(まほう)のことば。心のこもった料理をいただいた時には、「ありがとう」と感謝(かんしゃ)の気持ちを言えますようにと、タミ先生は願っています。(利用サービス課 古賀逸子)


【ほかにもこんな本をおすすめ!】

▽日本のごはん 銀城 康子/文 高松 良己/絵(農山漁村文化協会)
▽こびとの台所 上田 のりこ/著(星の環会)
▽歴史ごはん 永山 久夫/監修(くもん出版)

 【図書館へ行こう】
 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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