第63回全国書きぞめ作品展覧会で文部科学大臣賞に輝いた致遠館中3年の遠江星七さん=佐賀市の同中

 佐賀市の致遠館(ちえんかん)中3年の遠江星七(とおのえせいな)さん=同市=が、「第63回全国書きぞめ作品展覧(てんらん)会」の中学校の部で最高賞の文部科学大臣賞を受賞しました。遠江さんは「思いっきり書けた」と笑顔(えがお)で話します。
 中学校の部には全国から3780点の応募(おうぼ)がありました。遠江さんは展覧会には3回目の出品で、毛筆での入賞は今回が初めて。「本年の目標」という文字を、太く力強い筆致(ひっち)で表現(ひょうげん)しました。
 小学3年から書道塾(じゅく)に通い、中学では書道部にも所属(しょぞく)して腕(うで)を磨(みが)いてきました。中学2年から約1年半は思うような成果が出ず、初めて挫折(ざせつ)したと感じました。
 壁(かべ)を乗(の)り越(こ)えたきっかけは、書道部顧問(こもん)の藤木香江(ふじきかえ)教諭(きょうゆ)の助言。「自分の線に自信を持って」と元気づけられ、書に集中できるようになりました。中学最後の公募展(こうぼてん)に向けて悔(く)いが残らないよう「一画一画、丁寧(ていねい)に書くように注意した」。受賞の連絡(れんらく)を学校で受けた時、うれしさのあまり涙(なみだ)が出たといいます。
 高校生になっても書道を続けるという遠江さん。「初心(しょしん)に返って上達するようこつこつと頑張(がんば)っていきたい」と意気込(いきご)みを語りました。(3月29日付16面)

このエントリーをはてなブックマークに追加