佐賀県内の新型コロナウイルスの感染状況について説明する山口祥義知事=県庁

 新型コロナウイルスに感染した武雄市に住む自営業の40代男性に関し、佐賀県は2日、濃厚接触者として妻と子ども2人の計3人にPCR検査をした結果、全員陰性だったと発表した。男性が東京出張から帰った後、短時間の接触があった2人も追加で検査し、陰性だった。

 山口祥義知事は対策本部会議で「濃厚接触者は全て陰性で、現時点で感染をコントロールできている」と述べ、改めて「新学期からの学校再開を予定通りに進める。始業式と入学式も感染防止対策を徹底した上で実施してほしい」との認識を示した。

 県によると、男性は咳の症状があるが、平熱だという。濃厚接触者の家族3人には14日までの2週間、行動自粛を求め、健康観察を実施する。男性は3月23、24の両日、東京に出張し、26日に発症した。その後、武雄市内の薬剤師と知人の計2人と短時間の接触があった。薬剤師がのどの痛みを訴えたため、県は濃厚接触者の基準に該当しないものの、検査をし、いずれも陰性が確認された。

 山口知事は「今回も患者から行動履歴などの情報を速やかに提供いただいた。それにより対策ができた。患者が話しやすい、こうした環境を守るため、県民には患者を探すといったことを避けてほしい。人と人が慈しむ佐賀県でありたい」と呼び掛けた。

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