板くわを手にムツゴロウを探す諸岡さん=鹿島川河口の干潟

 3月初め、知り合いの柳川の旅館から「ムツゴロウの素焼きと生きたムツゴロウが入手できるだろうか」と電話があった。近所の諸岡捷一郎さん(82)にお願いすると「例年は4月に入ってから掘るけど、次の小潮のときに掘ってみよう」と引き受けてくれた。

 18日の午前10時すぎ、鹿島川河口の干潟に出掛けた。諸岡さんは板くわを手に潟に入って巣穴を探して掘ったが、潟の中の温度が低いためか、なかなか捕れなかった。1時間余りでたったの10匹。温度が15度以上になると、潟の中の水が濁ってムツゴロウが捕りやすくなるらしい。

 午後も出てもらったら、温度が上がってきたのか、20匹余り捕れたそうだ。19日も快晴で気温が高かったからか、70匹余り捕れたそうだ。合わせて100匹余り、生きたムツゴロウ10匹と素焼きが9串用意できた。20日に旅館の女将さんに渡し、「20日と21日は宿泊客があったので助かる」と感謝された。

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