「TOJIN茶屋」=唐人2丁目

仕切りなどを片づける関係者=佐賀市唐人町のTOJIN茶屋

 佐賀市の街なかコミュニティー施設「TOJIN茶屋」(唐人町)が1日に閉館した。新型コロナウイルスの予防で式典は行わず、2006年から市民に親しまれてきた交流施設はひっそりと幕を閉じた。

 建物は1973年に民間企業の事務所として建設され、市が2005年に中央大通り沿いのトイレ設置などを目的に取得した。鉄骨3階建ての建物は耐震性に問題があり、改修を検討したが費用対効果が小さく、解体されることになった。

 指定管理団体「さが市民活動サポートセンター」の関係者らが1階のカフェや2階のフリースペースの備品を整理した。3階のワークスペースを利用していた7団体は、近くの中溝豆腐店内のシェアオフィスや市民活動プラザなどに引っ越した。

 15年からカフェの店長を務めてきた宮﨑知幸さん(37)は「栄の国祭りでの休憩所やトイレ、自治会や子供会、商店組合の会合に使われてきた。私を含めて3組の夫婦も誕生し、人を結びつける拠点だった」と振り返る。お別れ会を開く予定だったが「コロナの影響で断念した」と悔しがった。21年度中に解体される見通しで、跡地の活用策は未定。

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