さがの木の住まいコンクールで最優秀賞に輝いた住宅と古川建築の古川陽一社長=佐賀市

最優秀賞を受賞した住宅の内部。県産木材をふんだんに使っている=佐賀市

 佐賀県産木材の利用で地域経済の活性化を目指す「さがの木の住まいコンクール」(県主催)で、古川建築(佐賀市)の一戸建て住宅が3年連続で最優秀賞の県知事賞に選ばれた。古川陽一社長(35)は「信頼する職人たちのおかげ」と受賞を喜んでいる。

 受賞した家は、県産のスギやヒノキをふんだんに使った2階建てで、延べ床面積は164・67平方メートル。大屋根のスタイリッシュなデザインで、県産ヒノキの6寸角大黒柱が家の中心部を突き抜ける長期優良住宅認定の家。リビングから同じ高さで外に続く広いウッドデッキでは食事などが楽しめ、吹き抜けからは柔らかな光がさす。

 洗面台やダイニングテーブル、収納棚なども手作りし、障子には名尾和紙を使用している。

 審査委員からは「片勾配屋根のスタイリッシュで美しい住宅。全体のバランスが抜群によい」と講評された。住み手の思いをくみ、機能的で木のぬくもりを感じる点などが高評価を得た。

 古川社長は県産材について「コストを抑えるだけでなく、その土地の気候風土や防虫に強い家が建てられる」と長所を紹介、今後も「本物の木の家づくりをしていきたい」と意気込む。

 コンクールは2015年から毎年開かれ、構造の主要な部分に県産木材を60%以上使用することなどが条件。今年は14社から34邸の応募があり、佐賀大大学院の教授ら8人が書類やプレゼンテーションで審査した。

 その他の受賞は次の通り。

 優秀賞 坂井建設(佐賀市)小渕建設(神埼市)▽入賞 諸岡建設(嬉野市)菰田建設(佐賀市)

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