新型コロナウイルス感染者で嗅覚や味覚の異常を訴える人が相次いでいることを受けて、日本耳鼻咽喉科学会は31日までに、においや味を感じなくなっても、発熱やせき、だるさ、息苦しさといった症状がない場合は、自宅で様子を見てほしいと呼び掛けた。

 嗅覚や味覚の障害はインフルエンザや一般のかぜでも起きることがあり、特効薬はないが、自然に治ることが多い。医療機関に患者が殺到し、感染が広がるのを避ける目的で呼び掛けをした。

 学会は、発熱が4日以上続いた場合は、厚生労働省の公表している目安に従い、帰国者・接触者相談センターへの相談を促した。

 一方で、嗅覚や味覚障害だけの場合は、2週間外出を控えて自宅で様子を見るように求めた。それでも症状が改善しない場合は、耳鼻咽喉科に電話で相談して受診してほしいとしている。

 国内では感染が確認されているプロ野球阪神の藤浪晋太郎投手が「においを感じない」と訴えたことから話題になった。英国の学会も嗅覚障害について声明を出した。米国の学会も「裏付けには乏しいが、嗅覚や味覚障害の報告が増えている」としている。【共同】

このエントリーをはてなブックマークに追加