俊樹さんの絵の前に立つ佐藤さん

 フランスの国立美術学校に学び、10年ほどフランスに滞在。帰国して佐賀にアトリエを構え、どの団体にも所属せず絵一筋で55歳で亡くなった画家の萩原俊樹(1949~2005年)さん。

 姉の佐藤信子さん(75)は、佐賀市赤松町で経営する書道用品の店に、弟の俊樹さんを知ってもらいたいと油絵や小品を飾っている。100号の絵は、フランスの港の風景だろうか、独特のラベンダー色で色彩のハーモニーの良さが心を和ませてくれる。俊樹さんが亡くなり、パリ時代の友達から送られてきたデッサンや水彩画などもある。

 来店する人から「萩原さんの絵ですね」と言われると、うれしく、俊樹さんのことを話すとのこと。博識でセンスが良く、優しかった俊樹さんの近くに住んでいた佐藤さんは、もっと話を聞いていればよかったと悔しがる。「生きていれば、まだ70歳、活躍していると思います」と姉の無念の顔がのぞく。問い合わせは佐藤さん、080(8566)5100。(地域リポーター・上原和恵=佐賀市)

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