NPO法人「全国女性シェルターネット」は30日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う自宅待機などで、家庭内での児童虐待やドメスティックバイオレンス(DV)の増加が懸念されるとして、防止に向けた対策を求める緊急要望書を安倍晋三首相らに提出した。

 要望書では、電話相談の回線や児童を保護する施設を増やすことや、新型コロナ対策で一時給付金などを導入する場合にはDVを理由に自宅を出ている配偶者や子どもにも行き渡るようにしてほしいなどと求めている。

 全国女性シェルターネットにはこれまでに「夫が在宅ワークになり、子どもも休校となったためストレスがたまり、夫が家族に暴力を振るうようになった」などの声が寄せられている。またウイルスに感染する恐れから電車に乗ることができないとして、会員制交流サイト(SNS)でも相談できる態勢を求める訴えもあったという。

 要望書は橋本聖子男女共同参画担当相と加藤勝信厚生労働相にも提出した。【共同】

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