新型コロナウイルスの感染拡大地域への不要不急の外出を避けるように、佐賀県民にメッセージを出した山口祥義知事=県庁

 佐賀県の山口祥義知事は30日、新型コロナウイルスの感染が拡大している九州内の福岡、熊本、大分3県や、首都圏、関西地方への不要不急の外出を避けるよう県民に呼び掛けるメッセージを発表した。「拡大局面に入ってきた可能性があるが、県内からは何としても感染経路の分からない患者を出したくない」と協力を訴えた。

 県内初の感染が確認された20代の男子学生については、接触者らの健康観察を終えている。山口知事は現時点で県内の外出自粛を検討する環境にはないとの認識を示し「感染を封じ込めているこの状況を続けていくため、県民一丸で取り組みたい」と述べた。

 メッセージは県民全体に向けて「感染が拡大している地域への不要不急の外出を避けてほしい」「密閉、密集、密接が重なる場所を避け、特に換気に気をつけてほしい」と呼び掛けた。一方、首都圏から佐賀へ来る人に向けては当面、不要不急の外出を避けるよう、外出自粛を要請した。

 山口知事は、隣県の福岡県で感染経路が不明の患者が増えていることに危機感を示し「佐賀県で患者が出ても、直ちに濃厚接触者を特定し、感染を封じ込める環境で対応したい」と強調した。仕事での福岡県の往来を禁止する意図ではなく、遊びで繁華街やライブ会場といった場所に行くのを避けてほしいとした。

 現時点で新学期からの学校再開は予定通り進めるとしつつ「県内で感染経路が不明な患者が増えていけば、外出自粛を要請するか、イベントや学校をどうするか検討していくことになる」と話した。

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