新型コロナウイルスのの影響などについて議論した佐賀県の国際戦略本部会議=県庁

 佐賀県の国際戦略本部会議が30日、県庁であり、新型コロナウイルスの影響で、高校生が海外留学を切り上げて帰国している状況が報告された。出入国の制限で、外国人技能実習を雇用する企業に影響が出るとの見方も示された。

 県教育委員会は、県の助成を受けて米国やカナダなどに留学している県内の高校生20人のうち、7人が切り上げて帰国予定であることを報告した。県教育振興課によると、帰国後は2週間、自宅で経過観察をする。この間は新学期が始まっても欠席扱いをしない。

 技能実習生は実習期間が3~5年で、人手不足で貴重な労働力として受け入れている県内企業もある。会議の参加者からは「次の人が来ることができないと、人手が足りないのでは」と懸念する声が上がった。

 佐賀銀行からは、技能実習生のベトナムでの現地面接などが中止されている状況の説明があった。

 唐津市に今年寄港予定だったクルーズ客船9隻のうち、5隻がキャンセルになったことも報告された。

 山口祥義知事は「(各施策を)手厚くする準備の機会を与えられたという認識を持って取り組む」と述べた。

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