築50年以上の空き家から生まれ変わった留学生向けのシェアハウス。共有スペースの内装などを大学関係者らが確認した=佐賀市本庄町

築50年以上の空き家から生まれ変わった、留学生向けのシェアハウス=佐賀市本庄町

 佐賀市のNPO法人空家・空地活用サポートSAGAは、佐賀大と佐賀女子短大と連携し、同市本庄町にある築50年以上の空き家を留学生用のシェアハウスとして生まれ変わらせた。今後も、空き家を活用し、外国人留学生の居住支援につなげたいという。

 今回、完成したのは、女子留学生向けのシェアハウス「からふる」。佐賀女子短大近くにある木造2階建てで、1人部屋が五つと共有スペースがある。家賃は光熱費込みで3万円で、既に佐賀女子短大の留学生5人の入居が決まっている。総工費は約500万円。

 空き家を活用してほしいという所有者からの相談を受け、昨年5月からプランを練り、ワークショップを通じて両大学の学生や教授が、内装の計画や取り壊しの作業などに関わった。

 NPO代表理事の塚原功さん(58)は「外国人が日本で賃貸住宅の入居を希望しても、保証人の問題などで入居できる物件が少ない」と現状を説明。賄い付きの寮も、留学生にとっては慣れない日本食や料金が高いなど大きな壁があるという。一方で、今回の空き家は道路が狭くて現地での建て替えが難しく、駐車場もなく売却しにくいとの事情を抱えていた。

 塚原さんは「こうした両者をつなげることが必要」と力を込め、外国人を支援するNPO法人などと協力して、空き家の所有者との懸け橋役となっている。

 28日にはお披露目会があり、大学関係者らがシェアハウスの内装などを見学した。塚原さんは「留学や就業する外国人は佐賀でも増えており、外国人向け住居の需要は高まっている。外国人が快適に住み、日本人と国際交流する場にしてもらえたら」と話す。

下のボタンをクリックすると、AIが読み上げる記事を聞くことができます。

このエントリーをはてなブックマークに追加