日本農業技術検定1級に合格した佐賀大学大学院農業研究科修士1年の山田梨裟さん=佐賀市の佐賀大研究室

 佐賀大学大学院農学研究科修士1年の山田梨裟さん(26)=福岡県大刀洗町=が日本農業技術検定1級の学科試験に合格した。農業について幅広い知識や技能が問われる検定で、1級の合格率は6・8%という難関。山田さんは驚きつつ、「農業関係の職業を希望して就職活動中なので自信になった」と喜んでいる。

 大学では学術的な知識を学ぶが、同検定は農業現場に即した実践的な知識が求められる。就職にも有効なことから、佐賀大では2017年度から検定に向けた講義も行い、学生に受検を推奨している。多くの学生が2級に合格し最優秀団体にも選ばれているが、1級の合格者は初めて。

 もともと農作物の栽培が好きという山田さんは、昨年の2級合格で「自分の得意なものが、資格として形になる喜びを知った」と言い、今年は1級にチャレンジした。「農業政策や農業白書など不得意分野があり、大変だった」と振り返り、テキストを徹底して読み込み、過去の検定問題も当たるなどの努力が実った。

 現在、大豆のイソフラボンに関する遺伝子の働きを研究している山田さんは新年度は大学院を修了する予定。農業の技術指導員など農業現場への就職を希望しており、「今回の知識を今後、生かせれば」と話す。

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