棚田ボランティアの協定書に調印し握手をする企業・団体と棚田地域の代表者ら=佐賀県庁

 担い手の高齢化が進む佐賀県内の棚田の維持・保全を支援しようと、三つの企業・団体が3地域の棚田とボランティア協定を結んだ。炭山の棚田(伊万里市)と伊万里ガス(同)、平野の棚田(多久市)と西日本総合コンサルタント(佐賀市)、江里山の棚田(小城市)と県農業土木振興会(佐賀市)の3組で、今後、地域に出向いて草刈りや収穫などの農作業を手伝う。

 美しい景観や環境保全の機能を持つ棚田を後世に残そうと、県はボランティア制度を設け、2016年度から地域と企業団体のマッチングを行っている。今回の締結で、37の企業・団体が県内16地域の棚田と協定を結んだことになる。

 県庁で開かれた締結式では、それぞれの棚田や企業・団体が紹介された後、代表者が協定書に調印した。炭山の棚田の木寺清太代表が「棚田は過疎化、後継者不足で大変だが、何とか頑張りたいと思っているので協力をお願いしたい」とあいさつ、伊万里ガスの藤島幸雄社長は「自然環境の保全や水資源の確保などに役立ちたい。地域活性化にも取り組みたい」と意欲を示した。

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