新型コロナウイルスの感染拡大で客が激減している宿泊施設や飲食店を地元で支援しようと、武雄市と嬉野市は4月から2カ月間、市民と市内勤務者を対象に両市の宿泊施設利用料金を半額にし、宿泊者に飲食店などで使える4500円分のクーポンを発行するキャンペーンを実施する。感染拡大への懸念で市外からの誘客が難しい中、地元で地元を支える。

 「武雄・嬉野温泉1億円キャンペーン」と題し、4月4日から5月31日まで(5月1~5日は除外)行う。それぞれ5千万円の予算で予算額に達した時点で終了する。両市で感染者が発生した場合は中止する。約8千泊を見込んでいる。

 宿泊は予約が必要で、1万円を上限に宿泊料の半額を補助する。チェックイン時に飲食店などで使えるクーポンを渡す。使用期限は2週間で、2千円と500円が各1枚、1千円が2枚の4枚の券を1店で2枚まで使用できる。利用店はこれから募集し、ホームページなどで知らせる。

 武雄市の3月の宿泊施設利用者は前年より40%超減り、嬉野市でも1月の観光客数が55%、2、3月も15%超減少している。観光が主幹産業で隣接する2市がスケールメリットも考え、連携して支援策に取り組むことにした。

 小松政武雄市長と村上大祐嬉野市長は26日、武雄市役所で記者会見した。「武雄市は昨年来、韓国観光客の減少、昨夏の豪雨による来訪者者減に加えてトリプルパンチ状態。こういう時こそ、市民の力で経済を回したい」(小松市長)、「観光業の不振は食材や花、運輸など幅広い業界に影響が広がっている。キャンペーンで地域に元気を出してもらたい」(村上市長)と利用を呼び掛けた。

このエントリーをはてなブックマークに追加