県と日本フェンシング協会の連携協定式であいさつし、今後の決意を述べる古田育男=SAGAサンライズパーク総合体育館フェンシング場

 日本オリンピック委員会(JOC)の強化センターに認定された、佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館フェンシング場。今春日体大を卒業し、中野建設(佐賀市)に入社するシニア国内ランキング9位の古田育男(22)は、真新しいこの施設を拠点に、国内トップ、世界を目指して腕を磨く。

 福岡県大野城市出身。もともとは野球部だったが、個人の適性に合ったスポーツを模索する福岡県の事業を通じて、中学時代にフェンシングに出合った。「瞬発系の動きが得意な方だった。個人の能力を生かせるのは1対1の競技かなと思った」。福岡魁誠高校で本格的に競技を始め、インターハイにも出場した。

 大学ではエペに専門的に取り組み、個人は全日本選手権でベスト8、団体は全日本学生選手権優勝を果たした。競技に打ち込む一方、日本フェンシング協会の太田雄貴会長が推進する学校訪問にも積極的に参加し、子どもたちにフェンシングの魅力を伝えている。

 佐賀での就職を決めたきっかけは、県が推進するSAGAスポーツピラミッド構想(SSP構想)。アスリートが仕事と競技の両立に安心して取り組める環境づくりに取り組んでいる。東京や他県の企業からも誘いはあったが、県内競技関係者の熱意をはじめ、県や中野建設の充実したバックアップ体制にひかれた。

 「この施設を使って有意義な練習をしたい」と古田。「国際大会で入賞してランキングを上げ、オリンピック出場を目指す。3年後の国民スポーツ大会では佐賀県の一員としてチームをけん引し、優勝の力になりたい」と意気込む。

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