佐賀新聞社の中尾清一郎社長(右)に「葉隠四誓願」の書を贈った米倉基峰さん=佐賀新聞社

 佐賀市の書家で、県書作家協会顧問の米倉基峰さん(87)が25日、佐賀新聞社に自筆の書「葉隠四誓願(しせいがん)」を寄贈した。「大慈悲を起こし人の為になるべき事」など、現代を生き抜く人生訓にもつながる武士の心得を、流麗な筆遣いでしたためている。

 米倉さんは、青年学校時代に葉隠について学び、「深い人間性を育むための大切な教え」として四誓願を書にしたためてきた。これまでに佐賀市出身で元内閣官房副長官の古川貞二郎さんやプロ野球・巨人の原辰徳監督らに贈っており、佐賀新聞社にも寄贈することにした。佐賀市の本社を訪れた米倉さんは「葉隠は海外にも研究者がいて、佐賀から世界へと広がった教え。この書を通し、さまざまな人とつながることができた」と話した。

 中尾清一郎社長は「時代をよりよく生きるための考えが収められた葉隠は、佐賀人にとって大切な古典。書をいただくことは大変意義深く、社員の行動規範として、目に留まる場所に置きたい」と述べ、感謝状を贈った。

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