サッカーのJリーグは25日、臨時の実行委員会を開き、目標としていた4月3日の公式戦再開を断念し、J1は5月9日、J2は同2日に再開する方針を決めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月下旬から中断している。まだ1試合も消化していないJ3は4月25日開幕を目指す。

 ウェブ上で記者会見した村井満チェアマンは、再開先送りの理由に検温機器などの調達、準備に時間がかかることを挙げた。感染防止策として、会場内で密集状態をつくらないよう収容率50%以下とし、長距離移動を伴うアウェー客の来場は原則的に2カ月程度の自粛を求める。下のカテゴリーから段階的に開始し、制限のある開催方法を浸透させる狙いがある。

 新たに延期となった公式戦は計151試合。これまでと合わせ314試合に膨らみ、リーグはJ1からJ3までの56クラブ合計で10億~15億円、リーグ自体も4億~5億円の減収になると試算。理念強化配分金などを財源に新たな融資制度を創設する。

 プロ野球と連携して創設した「新型コロナウイルス対策連絡会議」では、23日に専門家から早期開催は難しいとの提言を受けていた。村井チェアマンは「相当、難易度が高い意思決定。56クラブの実行委員に個々の利害を超えて判断いただいたことに感謝している」と話した。

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