修了式を終え、この春に転任する先生らとハイタッチで別れる子どもたち=神埼市の西郷小(撮影・鶴澤弘樹)

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休校が続いていた佐賀県内の小中学校で24日、修了式が行われた。マスク姿での登校、修了式は学年別や校内放送での実施。約3週間ぶりに児童生徒が戻った学校現場にはウイルス禍の影響が色濃く表れたが、子どもたちは久しぶりの級友との再会を笑顔で喜んだ。

 午前8時、藤津郡太良町の大浦小学校。久しぶりに集まった児童らの明るい声が廊下に響いた。休みの間の話題に花が咲き、5年の木下琥太郎君(11)は「登校するまでドキドキだった。みんなと会えてうれしい」と声を弾ませた。

 一斉休校から1日だけの登校日を経て春休みへ入るため、各学級では生活指導や宿題配布が行われた。5年生担任の小森美鳩(みはと)教諭(25)は「休校があった分、宿題は少し多いかもしれません。最上級生になるので丁寧に取り組んでください」と呼び掛けた。

 神埼市の西郷小では、修了式と離任式は校内放送での実施に。転任する御厨綺瑠(あやる)教諭(27)は「いつもみんなに元気をもらっていた。全員の顔を見ながらあいさつ、とはいかなかったけど、これからも応援しています」と感謝を伝えた。

 唐津市の厳木中学校では時間を短縮して式典を開いた。2年の山田剛優(ごうゆう)さん(14)はテニス部の練習が26日から再開するという。「中体連までには取り戻したい」と前を向いた。佐賀市の鍋島中では、生徒を午前と午後で分けて登校させ、学年別に修了式を行うなど感染防止に神経を使った。貞包浩洋校長は「急な休みで生活リズムが崩れた子どもたちは個別に見ていく必要がある」と話す。

 多くの市町は修了式を行ったが、鳥栖市や三養基郡基山町は実施せず、保護者に学校まで通知表を取りに来てもらっているという。西松浦郡有田町も登校日を設けず、通知表は新学期に配布する。

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