佐賀空港滑走路上空を試験飛行する米軍オスプレイ=2016年11月8日

 陸上自衛隊輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画に関し、防衛省は月内にオスプレイを運用する430人規模の部隊を新編し、木更津駐屯地(千葉県木更津市)に配置する。最初の2機は6月にも木更津駐屯地に配備される予定。新編部隊は将来的に、佐賀空港を拠点に活動することを想定している。

 複数の関係者によると、部隊名は「輸送航空隊」で、部隊本部に加え、オスプレイを運用する二つの飛行隊と輸送ヘリコプターCH―47を運用する飛行隊、整備隊で編成する。このうちCH―47の飛行隊は、熊本県益城町の陸自高遊原分屯地に配置する。

 部隊改編に伴い、木更津駐屯地は2018年度末の定員約1050人から、19年度末には約1390人に増える。陸自仕様の最初のオスプレイ2機は6、7月ごろ、米国から輸送される見込み。順次、国内に輸送され、最終的に17機の配置を予定している。

 佐賀空港へのオスプレイ配備計画を巡っては防衛省が、駐屯地候補地の地権者が所属する漁協と協議を続けている。この状況を受け、防衛省は昨年5月、木更津市などにオスプレイの暫定配備の受け入れを要請。市は昨年12月、5年以内の配備期間を目標にすることなどを条件に容認した。

 防衛省は、陸自水陸機動団(長崎県佐世保市)とオスプレイの一体的な運用の観点から佐賀空港が「最適な候補地」としており、地元漁協各支所への説明を進めようとしている。

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