地域の安全・安心のため、日々活動している消防団。県内20市町で活躍する若手団員に、入団のきっかけややりがいなどをお聞きします。今回は江北町消防団第1分団第3部の西村尚記さん(32)です。

住民の生命と財産を守る大事な活動

第1分団第3部 西村尚記さん

 

 2013年に入団しました。入る前の2年間、役場で消防団の事務局を担当していて、そのころから勧誘を受けていました。

 私が住む地区はかつて杵島炭鉱の抗口があった近くで、炭鉱自前の消防組織がありました。そのいきさつから、地区から町の消防団に入った者は過去1人もいなくて、私が初めての消防団員です。

 第3部の管轄は山間部なので消火栓が少なく、水量のある川もあまりないので、火災の時は水の確保が重要です。ポンプ車を2、3台つないで近くのため池から水をくみ上げて消火することもあります。

昨年の夏季訓練で救命ボートの操作を学ぶ消防団員=江北町内の1号幹線水路

 山火事の時は大変です。周辺の木や草に燃え広がる恐れがありますし、消えたと思っていたらくすぶっていてまた燃え出したりするので、住宅火災よりさらに警戒が必要です。2年前に山火事がありました。草を燃やしていた火が広がったのですが、ご当人は本当に申し訳なさそうにされていました。山火事が長引いていたらその方の心労はいかばかりだったろうかと思い、消火作業に当たる消防団の責任と意義の大きさを強く感じました。

 消防団に入ると地域の多くの方を知るようになり交流が広がりますし、何より消防団は住民の方の生命と財産を守る大事な活動です。こんな貴重な体験ができる消防団に入って、一緒に頑張ってくれる人が増えてほしいと思います。

 

先輩からメッセージ

第1分団第3部部長 谷口善弘さん

 

 火災の出動はもちろん、通常の点検、出初め式や夏季訓練、年末警戒にも積極的に出てきてくれる素晴らしい後輩です。役場で消防団の事務局をしていたから活動に対する姿勢が違いますね。うちの部は若手が多く、先輩たちが優しいので和気あいあいです。今後、世代交代が進むなかで、西村君は役職がついて部を引っ張っていく立場になるでしょう。いつか部長になると思いますので、リーダーとなるべく頑張ってほしいと期待しています。

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