手織り木綿のマスクを縫い上げる「有明木綿」の代表・村上ふみ子さん(左から2人目)とメンバーたち=佐賀市川副町の工房

アトピーや肌の弱い人のために作った手織り木綿のマスク

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスク不足が続くなか、佐賀市川副町の染織サークル「有明木綿」(村上ふみ子代表)は手織り木綿のマスク作りに励んでいる。材料費のみ負担してもらい、福岡県内のアトピーや肌の弱い人へ分けていくという。

 「福岡で肌が弱い子どもたちのマスクが買えず、困っている」と知人の依頼を受け、メンバーら5人が中心となってミシンや手縫いで50枚のマスクを制作している。在庫として残っていた木綿の布を使い、マスク用のゴムは品薄で手に入りにくいため白いストッキングを代用している。

 原料となる綿は、同町で生産が盛んだった綿花の種を村上さんが受け継いで育ててきた。綿から糸を紡ぎ、布にするまでには多くの工程を踏む。知人の畑4アールに種をまき、10月に綿を収穫。綿繰り機で種と綿を分け、紡毛機で繊維を整えて糸にする。紡いだ糸を機織り機で布地にしている。

 代表の村上さん(71)は「手織り木綿なら肌触りも良く、ストレスの少ないマスクができると思った。困っている人の力になれれば」と話している。

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