「初代高橋竹山のたどってきた人生を知ってほしい」と話す大西功一監督=佐賀新聞社

映画「津軽のカマリ」より

映画「津軽のカマリ」より

 青森県出身で津軽三味線の名手、初代高橋竹山(1910年~1998年)の歩みを振り返る映画「津軽のカマリ」(2018年)が佐賀市のシアターシエマで上映されている。自身で撮影や編集などを手がけた大西功一監督(54)=北海道函館市=が佐賀新聞社を訪れ、取材に応じた。

 同作では視力を失い、生きるために三味線を弾き続けた竹山の姿を生前の映像とともに伝える。二代目高橋竹山や弟子など周囲のインタビューも交えながら、初代竹山の人柄を振り返る。

 東北の厳しい環境の中で生きた当時の人々の様子や風習なども紹介。大西監督は「写真集のように、いろんなパーツを盛り込んだ」と狙いを語る。

 大西監督は作品を通して「竹山の生い立ちと、冷害や飢えがあった厳しい時代のことも知ってほしい。また芸能がたどってきた道のりを通して、日本人のありようについてももう一度確認してもらえたら」と話す。

 上映は26日まで。1日1回で11時40分から。

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