九州新幹線長崎ルートの暫定開業に向け、駅舎の工事などが進むJR武雄温泉駅周辺=2019年7月

 佐賀県は19日、九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)の整備方式を巡り、国土交通省が月内にも「幅広い協議」に応じるよう求めていることに関し、電話で鉄道局幹線鉄道課に「4月に入ってから説明を受けたい」と伝えた。国交省は鉄道局長が知事を訪ねて説明する意向を示していたが、県地域交流部の南里隆部長が対応することも伝えた。

 国交省は18日、整備方式の「幅広い協議」に入る前提として県が示した確認文書案に対し、修正案を県に返した。その際、「速やかに確認文書の調整を終え、年度内(3月中)には『幅広い協議』に入りたい」と明記。「(修正案の)説明が必要であれば、鉄道局長が知事を訪問し、趣旨を直接説明する」とした。

 19日、県交通政策課の前田直紀課長が国交省幹線鉄道課の職員に電話し、国交省の修正案ついて説明を求めるが、4月に入ってからになること、説明を聞くのは山口祥義知事ではなく、南里部長になることを伝えた。

 山口知事は国交省から修正案が示された後、月内の協議入りに「日数がほとんどない」と難色を示し、自らが説明を聞くことについても「協議入りに向けた確認作業は事務的に整理することになっている」とし、対応しない姿勢を見せていた。

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