九州新幹線長崎ルートの暫定開業に向け、駅舎の工事などが進むJR武雄温泉駅周辺=2019年7月

 九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)の整備方式を巡り、自民党佐賀県議団は19日、山口祥義知事に対し、国土交通省から求められている「幅広い協議」に、早急に応じるよう要請した。整備方式に関する議論で、自民県議団が意思を形にして執行部に示すのは初めて。

 要請書は、フル規格で整備する与党方針の賛否には言及せず、「県議会としてはそれぞれの方式の是非を判断していかなければならないが、現状では議論に必要な数字や条件があまりにも不足している」と指摘。その上で「県は、県民がさまざまな課題について幅広く議論ができるように早急に『幅広い協議』の場に付き、国交省との協議を始めるよう要請する」とした。

 2月定例県議会の閉会後、自民県議団の中倉政義会長が山口知事に要請書を手渡した。中倉氏は「フル規格については会派内でも賛否いろいろな意見があるが、県と国の協議が実現できない状態が続くのはよくないという点では一致した」と述べた。

 自民県議団は4月2日、JR九州の前田勇人副社長を招き、フリーゲージトレイン(軌間可変電車)導入断念の経緯などについて説明を聞く。

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