佐賀豪雨の検証結果が報告された佐賀市議会水害対策調査特別委員会=市議会会議室

 佐賀市は18日、昨年8月の佐賀豪雨の検証結果を報告した。内水氾濫で市街地のほぼ全域が浸水し、床上・床下浸水は約3400戸に上り、浸水の傾向が三つに大別できると説明した。

 市議会水害対策調査特別委員会で報告した。被害が集中した地区を分析したところ、高木瀬は水路の流下能力が低かったため、降雨に敏感に反応して浸水を繰り返した。他の地区はいずれも水がたまりやすいくぼ地で、県庁周辺などは排水河川(佐賀江川)の水位の影響を受けて浸水が長時間に及んだ。佐賀駅北側や佐賀大東などは、下流域の水位低下で浸水深が徐々に低下したという。

 市河川砂防課は「想定を超える大雨に対し、ハード対策だけでは限界がある。樋門(ひもん)管理などソフト対策を一体的に取り組むことが重要」と述べた。

 6月の策定を目指す排水対策基本計画の見直し案も示した。本年度から24年間で約230億円をかけ、河川や雨水幹線の改修を進める。変更点として城東川調整池や大中島ポンプの新設を挙げた。

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