佐賀県が示した確認文書案について修正が必要との認識を示した赤羽国交相=国会内

 九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖―武雄温泉)で、整備方式の「幅広い協議」に入る前提となる確認文書案が佐賀県から示されたことに関し、赤羽一嘉国交相は17日の閣議後会見で「一読した限り、どうかなと思う部分がある」と述べ、文書案の修正が必要との認識を示した。

 赤羽氏は「特に引っかかっているところ」として「『幅広い協議』には期限を定めない」の一文を例示した。「期限ありきで十分な協議ができないということは望んでいないが、ある程度の日程感は当然あってしかるべしではないかと思う」と主張した。

 「新大阪直通にはこだわらない」などの文言についても「両者で合意ができていない部分については、協議の中で率直に意見を出しながら互いに知恵を出し合い、努力することに尽きる」と述べ、協議で触れるべき内容が含まれているとして違和感を示した。

 赤羽氏は昨年10月と12月に山口祥義知事と会談し、協議入りに向けて確認文書を残すことで一致したとした上で「知事と話していない項目がある。協議に入る前にああしろ、こうしろというのはどうかと思う」と述べた。今後について「事務的な(文書修正の)やりとりは少しあるだろう」としつつ、「前に進む状況になっているのは評価する」と話した。

 山口知事は県庁で取材に応じ「確認文書は大臣と話した内容の確認という趣旨ではない。大臣とはほとんど(整備方式の具体的な)話はしていない。協議入りの前提を確認するもので、それを事務的にやっている」と違和感を示した。その上で「今度は国交省から修正などの対応をしていただき、表で議論していけば何が問題なのか論点がはっきりするところもあるだろう」と述べた。

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