多久市議会は定例会最終日の17日、災害弔慰金の支給に関する審査委員会の設置などを盛り込んだ条例の一部改正案を賛成5、反対6(欠席3人)の賛成少数で否決した。否決した議員は討論で「審査に時間が掛かり、支給が遅れる。設置は不要」などと反対意見を述べた。市は6月議会に修正案を提出する方針。

 昨年8月の関係法令の改正に伴い、災害弔慰金や災害障害見舞金の支給を審査する外部委員会の設置が自治体の努力義務になった。このため市は、医師や弁護士らで構成する審査委員会の設置を条例に加える改正案を提出していた。

 条例改正案には、生活再建のために国と県から借りた災害援護資金の返済免除の対象を、破産した人にも広げる規定の修正も盛り込まれていた。法改正に伴う措置だが、改正案が否決されたため市は「規定が適用されず、法に基づく手続きが行えなくなる」として、修正案を次回の定例会に提出する考え。

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