橋本康志鳥栖市長(右)に決議を手渡す山口義文神埼市議会議長。左奥は筒井佐千生吉野ヶ里町議会議長=鳥栖市役所

 次期広域ごみ処理施設の建設で、候補地の再選定を求める決議をした神埼市議会と神埼郡吉野ヶ里町議会の両議長が17日、次期施設管理者の橋本康志鳥栖市長にそれぞれ決議を手渡した。両議長は再検討を要請したが、橋本氏は浸水対策をする考えを示して現計画への理解を求めた。

 鳥栖市役所を訪れたのは山口義文神埼市議会議長と筒井佐千生吉野ヶ里町議会議長で、会談は約20分間、非公開で行われた。

 関係者の話をまとめると、両議長が鳥栖市真木町の予定地について「想定外の災害が起きており、問題がある」と見直しを提案した。これに対し橋本氏は「これまで数年かかって、両市町にも入ってもらって今の予定地で造るという方向性を出した」とし、これまでの鳥栖市議会や住民向けの説明会などと同様に「十分な浸水対策をして造る」と述べて理解を求めた。

 会談後、橋本氏は取材に「既に業者の入札公告、締め切りまで進み、鳥栖市議会でも(11日に)現予定地で進めるという決議をしてもらっている」とした上で、「計画見直しはなかなか難しい提案と感じている」と話した。近く神埼市長、吉野ヶ里町長らの意見を聞いて判断する考えを示した。

 一方、両議長は取材に対し、構成市町から離脱する可能性について「離脱を頭に入れた上での決議ではない。2市3町でうまくやっていくにはできるだけリスクの少ないところを再選定して建設してほしい、ということ」と述べた。筒井議長は見直し要請が今になったことについて「時期的に少し遅くなったが、鳥栖市さんに別の場所を打ち出してもらえると思っていた。鳥栖市に任せすぎた中で、こういう時期になった」と話し、4月15日が期限の回答を見て、今後について検討するとした。

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