小城市牛津町に青果市場を開設し、1年を経過した合同会社牛津青果市場の永江俊隆代表(72)。近くにあった旧市場の閉鎖を受けて昨年1月、市内や杵島郡の仲買業者ら13人と共同出資で設立した。「小さな事業者の集まりだから、互いに支え合ってきた。元気に商売を続けて、後を継ぎたいという若者を育てたい」と話す。

 県内の生産者や隣県の中央卸売市場から野菜、果物を仕入れ、出資者と入会金を支払った計20業者が競りに参加している。出資者はいずれも旧市場の利用業者で、近くに代わりの市場がなく、買い付けができなくなる可能性があったため、協力して新しい市場を立ち上げた。

 場長ら3人が市場を運営し、旧市場の閉鎖で店を閉じた元経営者も経理や発注を担う。昨年8月の豪雨で浸水被害を受けたが、年間の取扱高(売上高)は旧市場の実績を上回り、純利益も黒字を確保した。

 1934(昭和9)年創業の八百屋の3代目。大型店の進出などで厳しい時期も経てきたが「この年になっても商売ができるのは幸せ」。同世代の同業者と毎朝、顔を合わせながら「きょうも頑張ろう」と言い聞かせる。牛津町在住。

このエントリーをはてなブックマークに追加