「新商品は麹の力で肉を軟らかくし、栄養素も高い」とPRする丸秀醤油の秀島健介社長=佐賀市の同社

 老舗醸造蔵の丸秀醤油(佐賀市、秀島健介社長)は、麹(こうじ)に特化した商品の開発、販売を始めた。8種類の雑穀の麹を使った新商品を販売するほか、既存商品のパッケージも麹をイメージしたデザインに一新した。麹を会社の“強み”として打ち出している。

 工芸に特化した経営コンサルティングで実績を上げる「中川政七商店」(奈良県)が指導する、佐賀県の「さが土産品開発支援推進事業」の一環。ブランディングやマーケティングなどを手掛ける、博報堂のストラテジックプラニングディレクターの野村亮介氏と組み、約1年間かけて企画開発してきた。

 新商品として、8種類の雑穀の麹を使った「煮物の素(もと)」と「炒め物の素」を開発した。米、麦、キヌアを使った従来のみそやしょうゆは、商品名に加え、麹をイメージしたパッケージに改良した。

 秀島社長は「これまで天然醸造が強みだと思っていた」と話し、事業を通して会社のブランドイメージを見直した。天然醸造の蔵は全国に約100社あるといい、「伝統は大事にしつつ、麹作りのトップランナーとして他社と差別化を図っていきたい」と意欲を見せる。

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