佐賀市が所有する約130の公共施設は新型コロナウイルス対策で臨時休館となり、戸惑う利用者の姿が目立った。「佐賀城下ひなまつり」は22日までの会期を短縮して15日に閉幕、来場者数は前年の3割程度にとどまるとみられ、関係者は落胆している。

 「急に閉鎖されていた。しばらくは県立図書館に通う」。31日まで休館という案内文を市立図書館で見た男性はため息をついた。市民活動プラザでは152団体が会議室の利用予約の取り消しを余儀なくされた。

 ひなまつりは前年に約11万6千人が訪れたが、「3~4万人になりそう。20回の節目で出足が好調だっただけに残念」と市の担当者。佐賀バルーンミュージアムも前年の4万人台を割り込むとみられ「訪日客の減少とダブルパンチ」と話す。

 山口祥義知事は「(感染者の行動が)ほぼ佐賀市で展開されているので市の判断もよく分かる」と理解を示した上で、県有施設は「(人が)密集する空間をつくらない形で、これまで通り対応する」と述べた。

 県立のアバンセには「市の施設が利用できないから使いたい」という問い合わせがあった。担当者は「それでも最近の利用者数は例年の3分の1程度」と話し、利用を自粛する傾向があると説明した。

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