佐賀善意銀行の田中稔運営委員長が児童生徒に奨学金を手渡した贈呈式=佐賀市の佐賀新聞社

 交通遺児らを対象にした佐賀善意銀行(頭取・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の田口奨学金の贈呈式が15日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれた。進学支援を目的に、県内の小中学生4人にそれぞれ10万円が贈られた。

 善意銀行の田中稔運営委員長が「多くの方が皆さんを見守っており、応援している。これからも人の心の痛み、つらさを分かり続ける人でいてほしい」とあいさつ。県学校教育課の原岡秀直指導主幹は「将来の夢を追いながら、周囲にも力を与える人になってくれたら」と期待した。4月から高校へ進学する男子中学生は「さまざまな資格取得に励んでいきたい」と決意を新たにしていた。

 田口奨学金は、高校教師だった女性から善意銀行に対し、「子どもたちの役に立つように使ってほしい」と遺産が預託されたことを受け、2007年に創設された。今年から交通遺児だけでなく、交通事故で重度の障害のある親を持つ児童・生徒にも贈られた。

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