お粥に生えたカビを占う東正弘宮司(中央)=みやき町の千栗八幡宮

 お粥に生えたカビの色や乾湿でその年の吉凶を占う「御粥試(おかゆだめし)」が15日、佐賀県みやき町の千栗(ちりく)八幡宮であった。東正弘宮司がお粥に生えたカビを占い、「今年は比較的良い年となりそう。流行病が心配だが、静かに収まっていく傾向にあると判断している」と結果を発表した。

 日本三大粥祭りの一つとされ、724年の創建以来続けられている伝統行事。お粥は2月26日、厳選した1升6合の米を1斗(18リットル)の水で炊いた。銅製の神器に入れて神殿の中で保管し、15日に境内のお粥堂に移して占い結果を発表している。

 今年1年の全般を占う「大年」は、10段階中の「6分」で「まあまあの年」(東宮司)となりそう。米や麦、大豆などの作況は「中上」や「中」となり、比較的豊作という結果が出た。新型コロナウイルスが心配される流行病は「大いに見ゆ」と不安な結果となったが、東宮司は「回りに白いカビが見えるなど良い兆候もある。終息に向かうのでは」と話した。

 毎年訪れているという弓米子さん(74)=みやき町=は「良くも悪くもない平凡な1年となってくれれば」と願った。

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