祖母と一緒にマスクの生地を選びに来ていた子ども=佐賀市のトライ・アム サンカクヤ佐賀店 

手芸店で販売している生地やマスクの作り方の図案=佐賀市のトライ・アム サンカクヤ佐賀店 

 慢性的なマスク不足が続く中、佐賀県内の一般家庭のほか、企業でも「長引けば、従業員分のマスクの確保さえ難しくなる」として、自作やガーゼを利用して複数回使うといった工夫をする動きが出ている。

 ある薬局では今回、耐久性のあるマスクと一緒にガーゼを職員に配り「衛生的に使って」と呼び掛けた。ガーゼは顔とマスクの間に挟み使い捨てる。「マスクの繰り返しの使用は衛生上、勧めない。ガーゼを使って衛生を保つ苦肉の策」と担当者。追加で欲しい人向けに会社内にもガーゼを設置している。

 県内で2店舗運営する手芸店トライ・アム サンカクヤ(本部・福岡市)では「マスクを作るための二重ガーゼの生地が、2月上旬から例年に比べ8倍の売れ行き」と、品薄状態になっている。「マスク用のゴムはメーカーが品切れのため、現在代用できるゴムを薦めている」と担当者。

 佐賀店(佐賀市)に訪れた大川市の80代女性は「大阪に住む娘に作って送る」、休校中の3人の孫を連れた佐賀市内の60代女性は「孫たちの分はもうあるので、娘の分を作ろうと思って。生地が品薄でびっくりした」とガーゼを買い求めていた。店内ではマスクの図案(50円)も販売、熱心に作り方を聞く人の姿も見られた。

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