登城記念の城郭符(左)と御城印帳 

 新型コロナウイルスの感染拡大は名護屋城博物館の活動にも影響を与えています。2月から消毒用アルコールを玄関付近に設置するとともに、3月からお客さまスペースで活動するスタッフはマスク着用を必須にしました。本来は笑顔でのおもてなしが基本なのですが、残念です。

 イベントでも3月1日に計画していた特別史跡島津義弘陣跡の発掘調査現地説明会を中止せざるを得ませんでした。2月26日の政府要請(大規模イベントの中止・延期・規模縮小)を受けたものです。直前まで準備を進めましたが、下見と配布資料印刷を予定していた28日に中止の判断をしました。何カ月も前から準備をしてきた担当者たちには大変申し訳なく思っています。

 3月第1週の入館者数も昨年比47%で、本当に世の中の動きが止まってしまったと実感しています。

 明るい話題を二つ。昨年7月から販売を開始した「肥前名護屋城」の城郭符(御城印)はブームに乗って好評で、2月に増刷しました。学芸員と受付職員の共同企画でおしゃれな御城印帳(御城印のアルバム)を作っています。これも程なく販売開始予定です。

 また、2月13日付の佐賀新聞でも紹介されたとおり、佐賀県の新年度予算案で名護屋城跡・陣跡利活用推進プロジェクト(JJP)4034万円が盛り込まれました。豊臣秀吉をはじめ有名武将が集まった城跡(J)・陣跡(J)を文化・観光資源として生かしていくという施策で、県議会で承認されれば当館も特別史跡木下延俊陣跡の再整備に着手します。

 新型コロナショックを皆さんと乗り越えて新年度も頑張ってまいります。「古今東西肥前名護屋」、1年間ありがとうございました。(佐賀県立名護屋城博物館副館長・浦川和也)=おわり=

このエントリーをはてなブックマークに追加