9年前の東日本大震災での避難所生活が、「進むべき道の選択肢を示してくれた」。そう話すフィリピンの女性が、介護福祉士を目指して佐賀女子短期大学(佐賀市)で学んでいる。パヤント・ジャニス・バスチャンさん(37)。福島県内の避難所で見た、国籍や年代を問わず互いに助け合う姿に触発され、「人を助けるため、自分も何かできないのか」と、異国の地で福祉の道を目指している。

 ジャニスさんは、2年前に佐賀市内で日本語教育を受けた後、昨年、佐賀女子短大に入学。地域みらい学科に在籍する。

 1983年2月、フィリピン北部のベンゲット州に生まれたジャニスさんは、地元の短大を卒業した後、シンガポールの工場に勤務するなどさまざまな仕事で家計を支えた。

 転機は2009年、ジャニスさんの地元で、養鶏場での技能実習生の募集があり、賃金に引かれ日本行きを決意。実習先は福島県川内村。業務に慣れたころに東日本大震災が襲った。

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